素敵な引き出物をお探しのあなたへ
2017年9月30日

引き出物の歴史と縁起担ぎ

引き出物といえば、結婚式に参列してくれたゲストに、感謝の気持ちを込めて贈る「お礼」の品というイメージが強いですが、本来の意味は「お土産」です。

その昔、宴の招待主が招待客にお土産として用意した馬を、庭先へ引き出して見せた、というのが名前の由来で、とても古い歴史を持っています。現在はゲストごとに品物を贈り分けすることもある引き出物ですが、昔はお土産品として、誰にでも同じ物が贈られていました。

最近では「お土産」というよりも「お礼」や「記念品」としての意識の方が強くなってきているようです。そんな古い歴史のある引き出物ですから、昔からある伝統や、地域ごとの風習など様々な不文律があります。例えば品物の大きさや重さ、品数や種類、値段の相場などですが、気を遣うことがたくさんあり過ぎるのも大変です。地域の風習などは、身近に詳しい人がいれば教えてもらったり、相場は式場の人に訊いてみるのも良いかもしれません。そして、そんな中でも特に気を付けたいのが「縁起担ぎ」です。

引き出物の縁起担ぎで代表的なものは、「品数を奇数にすること」と「割れる物、切れる物は避けること」です。品数を奇数にするのは、新郎新婦が末永く幸せに暮らせるよう、「割り切れない」数が好まれるためです。一般的には3品か5品程度を贈ります。また、「割れる」「切れる」は縁起が悪いとされ、食器や刃物などが敬遠されることもありました。

しかし最近は、日常使い出来る食器が人気を集めていることもあり、一概に伝統が全てとは言えません。逆に、年輪を意味するバームクーヘンは、縁起が良いものとされています。このように古い歴史を持つ引き出物ですが、少しずつ意味合いや習慣を変えながら現在に至ります。あまりに伝統や風習にこだわり過ぎても楽しくありませんが、無視し過ぎるのも良くありません。うまく縁起を担ぎながらも、現在のニーズに合わせた物を選びたいものです。

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